Nothin' but Slackware

バイクとLinuxに戯れる日々

2007年12月

Slackwareで印刷(予告編)

さて私は生来の筆不精です。
帰省前ぎりぎりになってようやく年賀状をだしましたが、自宅ではWindowsに頼らないという
信念のもと、当然年賀状も Linux で仕上げました。

来年(2008年)最初の Slackwareメモは印刷環境のことを書いておこうと思ってるが、
さて予告を守れるかどうか怪しい。

早い話が、(1) ghostscriptまわりの環境整備 をして  (2)プリンタの設定 をすれば
いいだけのことなんですけどね。

以下 2008年に続く・・・。

Have a happy new year, GUYs !!

何故 Slackware か

あまり真剣に考えたことがないが、何故 Slackware を使うのか・・・。
自問自答してみたが、第三者を納得させられるだけの理由は思い浮かばない。

Linuxを勉強したくて、どうせなら日本で情報が少ない Slackware なら
いやでも海外の情報も含めて自分で調べなくてはならないからとりあえず始めてみよう。
ということで使い始めたら、気がついたときにはもう他のディストリビューションには
移れない体になっていた。

Slackware系で日本語がすぐに使える Plamoがあるじゃないか、と言うひとがいたので
以前使ってみたことがあるが、起動していきなりデスクトップにアニメキャラが出てきて
使う気が失せた。※1 (今はどうなってるのか知らない)

RPM管理系のディストリビューションは?
RPMは優れた管理方式なのかもしれないが、どうしても馴染めない。
一時期、自学のために Turbolinuxフリー版を使っていたことがあったが、最近のTurbolinux社の
方針・体質を支持する気になれず縁を切った。

Debian系、Gentoo等もあるけど、今は仕事が忙しくてとても他のディストリビューションで
遊ぶ時間がないので当面は Slackwareしか使う時間がない。

・・・、やっぱり説得力無いね。
ま、誰がどのディストリビューション使おうとそのひとの勝手だし、どうでもいいことです。

でも随分と長く Slackwareを使ってきたお陰で、日本語化も楽にできるようになったし
よい勉強をさせてもらってる。

2007/12/25現在、Slackware-current(next Ver 12.1相当)を運用しているが
* 日本語表示
* 日本語入力(ATOK X3)
* 日本語印刷
とも実用上まったく問題なく使えてるので満足してる。



※1 美少女アニメが好きな方々を否定しているわけではないので誤解のなきよう。

ATOK X3 for Linux on Slackware

イメージ 1

イメージ 2

予約していたので発売日当日(2007/11/30)に届いて、翌日には動作確認できた。
いちおうJUSTSYSTEMSには報告しておいたが、Slackwareの動作情報などは
掲載されるはずもないので、ここにメモ書きしておく。

*** 以下は私が Slackware関連MLに投稿した内容とほぼ同じ ***

1. ATOK X3 の CD-ROM をマウント(マウント場所を仮に /mnt/cdrom )して
 tar.gz形式のバイナリをインストールする。

 コンソールを開いて、以下を実行。

# cd /mnt/cdrom
# sh setupatok_tar.sh

2. インストール後の設定
 
ATOK X3 のサーバー(iiimd)起動のタイミングが、システムの起動時ではなく
   デスクトップログイン時に変更となったため、ATOK X3 for Linux では、
   /etc/rc.d/ 以下の記述などは不要。

  必要なのは、X起動時の設定(例えば $HOME/.xinitrc )に以下の記述をする。

  # ATOK X3 for Linux client setting.
if [ -x /opt/atokx3/bin/atokx3start.sh ]; then
        . /opt/atokx3/bin/atokx3start.sh
fi

3. Slackwareに不足しているもの
(1) Linux-PAM
バイナリパッケージは www.slacky.eu にある。
 (私はソースからビルドしてインストールしたのでここのバイナリパッケージは試していない。)

(2) libwrap.so.0
ATOK X3 は起動時に libwrap.so.0 を要求するが
  Slackwareの tcp_wrappersパッケージには libwrap.so.* ライブラリ
  は含まれていないので自分で作る必要がある。

Slackware-currentのtcp_wrapperソースをディレクトリごと取ってきて、
  ソースに含まれる tcp_wrappers_7.6.tar.gzを展開する。

$ tar xzvf tcp_wrappers_7.6.tar.gz
$ cd tcp_wrappers-7.6
パッチをあてる
$ ./extract-and-patch.sh
再び作成されたディレクトリに入る。
$ cd tcp_wrappers_7.6
makeする。
$ make linux

$ ls -al libwrap*
libwrap.a
libwrap.so -> libwrap.so...
libwrap.so. -> libwrap.so...
libwrap.so...

上記のように libwrapのshared library実体ファイル libwrap.so... が作成される。
Slackwareパッケージではこのファイルはコピーされないので、手動で /usr/libに
コピー&リネームしてシンボリックリンクを作成する。

$ su
PASSWORD:
# cp libwrap.so... /usr/lib/libwrap.so.7.6
# cd /usr/lib
# ln -s libwrap.so.7.6 libwrap.so.0

  これで Xを立ち上げれば ATOK X3 が起動するはず。

  入力の ON/OFF はデフォルトでは CTRL + Space だが、/etc/iiim/js_triggerkeys.conf
  を編集すれば Shift + Space で起動できる。
  js_triggerkeys.conf をエディタで開いて、Shift+space no を Shift+space yes に変更する。

各種パッケージのバージョン:
  • kernel version : 2.6.23.12
* gtk+2-2.10.14
* glibc-2.7
* xorg-server-1.4
* systen locale : ja_JP.UTF-8
* DESKTOP : KDE 3.5.8
* linux-pam-0.99.9.0
* tcp_wrappers-7.6

いまどき Slackwareって・・・

どう考えても日本におけるユーザーは少ないであろう Slackware Linux 。
でも、使い慣れると他のディストリビューションには移れない。

そんな Slackwareに関する不定期メモ。

この文章は Slackware-current(2007/12/24)上で ATOK X3 for Linux を使って書いてる。
ギャラリー
  • deepl-clip.sh で簡単翻訳 [更新:2025-04-29]
  • Avidemux 2.8.2_20250323_7cf15b3
  • Avidemux 2.8.2_20250323_7cf15b3
  • Avidemux 2.8.x with Qt6 GUI
  • Avidemux 2.8.x with Qt6 GUI
  • MEGAcmd-2.0.0_Linux
  • gcolor3 with Japanese menu and LC_MESSAGES
  • avidemux2 TEST package from the latest git source (on jul.23.2024)
  • fcitx5-mozc-2.29.5135.102.1 (15jw) -- Added "merge-ut-dictionaries"